文庫入手
- 岩月謙司著、新潮文庫「い-61-2」(ISBN:4101271321)
文庫の表題はアレなので略しますが、今月の新刊なので探せば書店で平積みになつてゐるでせう。極一部だけ引用しておきます。
そして、恐ろしいことに、女性は男性よりも呪いがかけられやすいのです。女性が恋愛に必死になる理由の一つは、男性が自分の呪いをとくのに必要だからです。
どうなんでせうか。
けんたろたんに報告
手元の辞書ではこんな感じの結果でした。
『角川 新字源』では「報」の説明として以下の事が記載されてゐます。
- 罪人に罰をあてる。さばく。
- 処罰して報告する。
「報」の字其のものに既に「報告」の意味が在ります。で、其の元々の意味が「罪人に罰をあてる」事である点を考へるに、罰をあてる事を命令した人間は必ず上位にゐる人間と云ふ事になります。罰をあてたら其の事を報告しなければなりません。其れが「報」の字の持つ意味です。
詰り、報告の意味は「下位の人間が上位の人間に対して命令、指令、指図、義務、職務、其の他諸々の事を行つたと云ふ内容を述べる」事にある訳ですね。
id:inugamix:20030910#p1さんの日記でも説明がありますね。あちらのはうが参考になるかも知れません。
処で、此処のh3要素は正当な表現なのでせうか。謎が謎を呼んでゐるやうな。
報告
id:antipop:20030908#1063031194さんの日記で、「報告」についての用法で色々と議論されてゐたやうです。失念してをりました。
意味などは語り尽されてゐるやうなので、此処では私としての受取り方などをつらつらと書附けておきませう。私の場合、「報告」と言はれると、何か事前に命令や任務が在つて其の結果を命令や任務を与へた側へ報告するものだと思つてをりました。詰り、「下から上へ」と云ふ方向が存在し、結果的に上下関係で云へば、下の者が行ふ動作のサ変動詞の一つと云ふ事です。
若し、其の上下関係を考へないでもいい表現を使ふとすれば、私の場合「報告」を使はずに「聯絡」(連絡)を使ふやうにしてゐます。聯絡線とかに使ふ語句ですが、基本的に平行線のサ変動詞です。「リンクを張るのも外すのも自由です。其の際、若し宜しければ御聯絡下さると幸ひに存じます」こんな感じでせうか。
下関に立寄る
高速バスを降りた私は下関の駅前にゐました。到着寸前に潜つた関門橋は矢張り大きかつたです。下関へは何度か行つた事はありましたが、車が駅の下のコンコースを突つ走つた事件以来行つてはゐなかつたと思ひます。朝9時前、路線バスに乗つて「旧英国領事館」方面に乗りました。大きな辻の辺りで下車して、貯金事務センターへ向ひます。
地図が手元に無いので、赤間の商店街を過ぎて記憶に辿り乍ら目的地を探します。判らない。しやうがないので、商店街に戻つて郵便局の人に位置を確認する事にしました。どうやら筋を一本違へた模様。10分を回つてゐただらうか、慌てて走つて最初の目的地に到着できました。然し暑い。真夏だしなあ。
「下関貯金事務センター」は健在でした。早速無出*1のATMを操作すると局番号は"A"附きの独自番号だつたのです。以前来た時はATM-Cだつたと記憶してゐたのですが、通帳が使へなかつたので局番号の確認しかしてゐませんでした。今回はATMに機種変更になつてゐたので、今回用意して来た定額・定期用通帳を差込んでみました。何度やつても途中でエラーになつてしまひます。仕方ないので新型通帳の担保定額欄に追加して此処は終了としました。
元のバス停に戻つてバスで下関駅へ、駅から小倉行き各駅停車に乗り、小倉駅で特急「ソニック」に乗換へて筑前国へ向ひます。車窓にはスペースワールド駅前に聳え立つスペースシャトルや、真ッ赤な色した若戸大橋が見られました。もう九州にゐるんだなあ。
此れは、id:Petronius:20030901#1062416482の続きの分です。