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宗像大社(むなかたたいしや)
俗に云ふ「宗像三女神」を祀る交通の神様です。奈良時代以前から崇拝されてゐた由緒正しい神社です。旧宗像郡玄海町に位置してゐましたが、市制統合に依り宗像市に編入されました。宗像市田島に鎮座してゐる「辺津宮」には市杵島姫神、筑前大島に鎮座してゐる「中津宮」には湍津姫神、沖ノ島に鎮座してゐる「沖津宮」には田心姫神が夫々祀られてゐますが、沖ノ島には通常上陸できません。
『日本書紀』にも記載されてゐる神勅「奉助天孫而為天孫所祭」と書かれた額が、拝殿の奥のはうに見えます。「天孫」と云へば瓊々杵尊の事ですが、此処では「歴代天皇」の意とされてゐます。
この神社の神宝館には沖ノ島から出土したと言はれる銅鏡などの非常に貴重な資料が納められてゐます。国宝や重要文化財に指定されてゐる資料が多数在ります。