伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしや)

社格
官幣大社名神大
鎮座地
山城国京都市伏見区
御祭神
宇迦之御魂大神大宮能売大神佐田彦大神田中大神、四大神
御利益
五穀豊穣、商売繁昌、産業興隆

御鎮座は和銅4年(711)2月初午の日と伝承されてゐるらしい。「山城国風土記」の逸文に「伊奈利」として紹介される程の古社である。主祭神は「宇迦之御魂大神」で、「倉稲魂命」とも云ひ、「大気都比売神」や「保食神」などの穀物神とも関聯があるらしい。東側に在る稲荷山には数多くの「お塚」と呼ばれる小稲荷社が雑然と鎮座し、多くの人々に信仰されてゐる様が窺へる。又、全国にも数多の分社が在る。狐は神の使ひで、狛犬の代りに狐の像がお稲荷さんとして社殿の左右に立つ形式を採る。